日本酒について考えてみた

よくTwitterに焼き鳥とビールを書くことがあるが、実は最近は日本酒にドハマりしている。

(ちなみに焼き鳥とビールと書いてる日は当然焼き鳥とビールです笑)


近所の酒屋さんで何気なく買った守破離という日本酒がエラい美味くて、

それからそこの酒屋さんで買う日本酒はどれ買っても美味い事に気づき、それでハマった。


そして色々買っていくうちに、

日本酒の中でも無濾過、生酒といったいわゆる火入れ※をしていない酒が美味いことに気づいた。

薄くサイダー感があり、旨味がしっかりとあるのである。

(念の為、火入れをした酒が美味しくないという話ではない。)


※火入れ=日本酒の品質を良い状態で長く保つための処理


そうして無濾過原酒を飲んでいたら、ある日酷い悪酔いをした。思い出すだけで辛い

夜通し頭が痛くて眠れなかった。


その日本酒の度数を見たら17度もあり、

それを飲みすぎたせいだと思った。


その後日本酒の度数が気になってきて見るようにしてたら、

無濾過原酒はどうも度数が高めが多いのである。


火入れをしてる日本酒の場合、加水をして15度程度に抑えるそうだ。

度数が高くなるのはどうもワインやビールと違って発酵が進んでしまう日本酒の特性上仕方のない事だそうである。


とは言えそんな事はその道のプロの方はもちろん承知しているようで、無濾過原酒の度数が低い酒作りにチャレンジしているようである。

その事は以下の新政酒造のブログに興味深く書かれていた。


日本酒のアルコール分について - 蔵元駄文 Ⅱ


正直日本酒はこんなに高品質で美味いのに720mlで2000円もしない価格帯にゴロゴロあるというのは、

間違いなく日本にいる事の素晴らしい特権だと個人的には思うだが。。

同じ醸造酒※である海外ワインでこのクラスの品質、美味さを求めるなら4~5000円前後になる気がするし、

そもそも海外には日本酒製造はおそらく無い(と、思ってるけど日本で海外製造の日本酒を見ないだけ?)


※醸造酒=焼酎やウイスキーのように蒸留させて作るのではなく、

ビールやワイン、日本酒のように酵母をアルコール発酵させて作る飲料


と、ここまで完全に日本酒を語る日本酒おじさんになってる訳であるが、

そんな安くて美味い酒がある国なのに正直いまひとつ日本酒が日本で流行ってるとは言い難い

なぜだ??

これが調べるとまた高品質なだけでは流行らない=文化という問題が絡んできて興味深い。


日本酒 歴史と検索してみると、

どこまで合ってるのか分からないがWikipediaにめっちゃくちゃ詳細に書かれていた。


日本酒の歴史


多すぎて読むのに数日以上かかってしまった笑

全部鵜呑みにする事として自分なりに大事なポイントを抽出すると、

  • 明治時代、酒問屋は日本酒を中心に取り揃え、新しく登場したビールは競合相手だったので進んで取り扱わなかった。

  • 戦争が絡んでくると食糧不足となり、原料である米は酒に回してる場合ではなかった

  • 戦時中近代化を図る中、米を使わないでアルコールや糖質など添加物を使って作る事を本気で研究し、それが最良だという方針が政府ではあった。

  • 結果的にそういった粗悪品が世に出回り、日本酒=気持ち悪くなる、頭が痛くなるという印象が定着してしまった。

  • 世間ではハイボール、ビールなど飲みやすい低アルコール飲料がどこでも簡単に手に入り、定着していった。

  • 人々は味より酔いをアルコールに求めた。

  • 手軽に買えたワンカップは流行った。

  • 1973年まで引っ張られて、ようやく味的にマシ(個人的には)な本醸造酒が一般に登場してきた。

  • 1980年前後のバブルでは、米よりパン、日本酒よりワインと、つまり欧米ブームがあり、日本酒は依然として向かい風状態のポジションにあった。

  • その後現在の日本酒は品質としては過去史上最高の水準となっているが、消費が回復するまでには至っていない。


以下にさらにまとめると(まとまってないけど)、

  • 日本酒は戦後1950年代前後あたりから一貫して不遇なポジションとなってしまっている気がする。

  • 現代の大量生産にはそもそも不向きな飲料なのだと思う。

  • 政府は洋酒の輸入に力を入れるのと同じくらい日本酒の輸出に力を入れてれば、、そうとう大きな産業となっていたかもしれない。

  • 平成、令和となってせっかく品質が良いのが出回ってるのに、最近は糖質制限が流行ったりして、またもや日本酒は敬遠される風潮がある。

  • ここまで来ると本当にかわいそう笑


ただ日本酒にとってようやく明るい兆しが見えてきた時代になってると思う。

しかし現状ではスーパーに置いてある大手メーカーの大量生産出来る日本酒はそんなに美味しいかというと正直自分には思えない印象がある。

これでは世間の印象が回復するのに時間がかかってしまうが、

  • こんなに品質の高い飲料が低価格で抑えられている

  • ネットの発達により地酒の流通がより簡単になっている。

  • コロナで宅飲み需要が増えている。

ということでゆっくりと今後10年20年で市場としては大きく伸びてくる自分は期待して信じている

だって美味しいもん

2000円弱という価格はスーパーの酒と比べると高いという印象はあるが、

ワインと比べるとやっぱり安いと思う。

(ちなみになんだかスーパーばかり悪く書いてしまって少し申し訳ないのだが一定品質がどこ行っても買えるというのはこれはこれですごいと思う)

(ちなみに念の為書いておくと自分はワインを毛嫌いしてるとかは全く無い)

あとネットで流通しやすくなったとはいえ、現状どこに美味しい酒があるのか分からん状態なので、これも解消されていけば良いなと思う。


それと個人的に思うイマイチ流行らない問題点がまだあって、

先程の新政酒造のブログにも記述があるように、

自分もやはり度数が少々高すぎるというのが問題であるような気がする。

正直17度は喉も痛くなるしキツい

その割には焼酎のような割る文化もない。

和らぎ水という言葉があるようにきっとみんなキツいんだろう。


改めて13度のワインを飲んで見たのだが、

比べるとやはり圧倒的に飲みやすい。

これではこっちが流行るのは分かる気がする。

15度でも高いくらいである。

日本酒も13度くらいだと嬉しいなぁ。


さて、次の更新の時は酒蔵を実際に訪ねてみたいなと思う。

いつになるかは分からないけど・・笑

いやー、少しずつ書き足してようやくここまで書けたw

色々と理解が深まって満足です。



最後に、書いてる後半から以前音楽を担当させて頂いたこちらの動画を思い出していたので、ご紹介いたします。

福島のお話ですが、震災の日に合わせてこのブログを公開しようと思ってたわけでは全く無く、

たまたまこの書き足しながら書いた長文ブログを書き終わったのが今日で、あれ、震災の日だ!と偶然に心底驚いているところです。

もう一度読み直して明日投稿するつもりでしたが、今日にしました。

非常に間接的ではありますが、日本酒文化、東北に少しでも貢献出来てたら幸いです。

関われたことを非常に光栄に思っています。

ひとひとり、微力ではありますが、日本酒業界、福島をはじめ東北をこれからも全力で応援して行ければと思います。

そのためには、まずは飲むぞー!笑


長文、ここまでお読み頂きありがとうございました!

Recent Posts
Search By Tags
カテゴリー